初代からずっと応援し続けているメモリーズオフシリーズ。
今月新たに『メモリーズオフ双想』が発売されましたが、
その前に『シンスメモリーズ 星天の下で』の方をやっとクリアしまして、
良かった点や気になる点など出てきたので簡単にレビュー(ネタバレなし!)していきたいと思います!
個人的評価
シナリオ | |
グラフィック | |
ボイス | |
BGM | |
システム | |
総合評価 | |
プレイ時間 | 約25時間 |

BGMはメモオフらしくてとても良かったです。
システム周りは快適なのですが、一部不満があるので評価は厳しめに。
『シンスメモリーズ 星天の下で』とは

機種 | PlayStation 4 Nintendo Switch Windows(DMM GAMES) |
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
価格 | 限定版 11,810円 通常版 8,580円 ダウンロード版 7,700円 Windows(DMM GAMESダウンロード)版 7,000円 |
CERO | C(15才以上対象) |
発売日 | 2021年9月16日(PS4,Switch) 2021年12月16日(DMM版) |
キャラデザが大人しめでイイ
メモオフといえば髪色が派手な子がいるイメージだったのですが、こちらはほとんどいません。
サブキャラである主人公の妹「水元みそら」や「プルシアイネン藍乃」などは髪色が明るいですが、
攻略可能ヒロインのすべてが大人しめなデザインになっています。ヒロインの年齢が高め(ほとんど20才以上)であるからかもしれませんが、このあたりが個人的に好みでした。
やや地味めなデザインに見えますが、色使いなど落ち着いていて好印象。
派手めなキャラが苦手な方にはオススメです。
BGMも良かった

メモオフ初代から阿保剛さんの楽曲のファンなのですが、今作も耳に残る良曲ばかりでした。
限定版を買ったのもサントラがついてくるからというのが一番の理由です。
各キャラにテーマ曲があり、それらすべてキャラの個性を表している曲で素晴らしいの一言。
聞くだけでキャラが浮かぶくらいにわかりやすい曲になっています。
ピアノ曲も切なさが伝わるような曲や不安にかられるような曲など様々あり、
どれも物語にぴったりと合っていて良かったです。
サントラ単体では発売されていないので、ほしい方はぜひ限定版を!
肝心なシナリオはというと
どのルートもそれぞれ盛り上がるポイントがあり、全体的にまとまっている印象でした。
メインは「北條ちはや」と「里美英(さとみあずさ)」ですが、個人的には「黄春玉(ほぁん・ちゅんゆう)」ルートが一番面白く感じました。
キャラクター的にも一番大人に見えたのと、真っ直ぐな性格が見ていて気持ちよかったです。
今作はバッドエンドが少なくショッキングなものも少なめなので、
バッドエンドなんか見たくない!という方には良いかもしれません。
シリーズおなじみの「稲穂信」も登場し、その子供でもある「稲穂凛」とのやり取りも面白く、シリーズファンとしては親戚のおじちゃんおばちゃん目線で楽しめました。
ここがイマイチ
システム周りは快適なのですが、文字表示が自分の好みには合わなかったこと。
テキストアドベンチャーゲームをプレイする際は、文字表示速度を「一括表示」にすることが多いのですが、表示される速度にやや不満。一括表示なのにやや遅く感じました。
もう少し早く表示してくれるとありがたかったです。
バッドエンドが少ないこと。
個人的な好みになりますが、アドベンチャーゲームでのバッドエンドは必須だと感じていて、バッドエンドを見てからグッドやトゥルーエンドを見るのが好きなので、今作のバッドエンドの少なさにはやや不満。
各キャラに1つはバッドエンドが欲しかったですね。
予想できる話が多かったこと。もう少し二転三転あった方が良かったかなぁと思う場面も。
また甘さもドロドロさも控えめだったこと。
ドロドロさは控えめでありがたいのですが、甘さも控えめだったのが残念。前作(IF)のような緩急激しいシナリオを期待するとガッカリするかも。とはいえ不快になる表現が少なかったのは良かったです。
まとめ
不満点もいくつかはありますが、全体的には綺麗にまとまっていてボリュームも十分な内容でした。
ドロドロとした人間関係がないので、シリーズの中でもわりとさわやかな方かもしれません。
主人公があることに囚われている事も含め、1stに近い感じでしょうか。
シリーズファンはもちろん、ご新規さんでも十分に楽しめる内容になっていますので、
メモオフどれから入ったらいいかわからないという方にもオススメです!